COVID-19新規感染陽性者数の1週間予測(試行版)を開始します

 
 

下水中ノロウイルス濃度情報発信サイト 登録者の皆様、

ご登録ありがとうございます。新型コロナウイルス感染症の発生以降、ノロウイルスの感染者報告数は低いレベルを維持しており、下水中ノロウイルス濃度は昨シーズンも少し上昇はしたものの、警報レベルを超えることはありませんでした。そのため、情報発信が行われない状況が続いております。

ノロウイルス感染症の患者数が低いレベルで推移している理由として、新型コロナウイルスへの感染を危惧して下痢などを起こしても病院に行かない感染者が一定数いることも考えられますが、新型コロナウイルスに感染しないための行動(3密を避ける等)がノロウイルスへの感染も防いでいる可能性が高いと思われます。デルタ株の出現等により新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない現在、11月以降のシーズンもノロウイルス感染者数は低いレベルで推移するものと予想されます。

この度、東北大学では、この下水中ノロウイルス濃度情報発信サイトの枠組みを活用して、下水中新型コロナウイルス検出結果に基づく新規感染陽性者数1週間予測(試行版)を開始することと致しました。第1回目の情報発信は来週月曜日11月8日に予定しています。その後は週1回、次の週に発生することが見込まれる新規感染陽性者数の予測値を発信しつつ、1週間前の予測値と実際の値を比較することで、どの程度の精度で予測が可能であったか検証していく予定です。

登録者の皆様方におかれましては、日々の活動内容を決める際などに、当サイトから発信される新規感染陽性者数の予測値を参考にしていただけますと幸いです。もし登録者の方々に医療関係者がいらっしゃるようでしたら、向こう1週間の保健所スタッフや救急医療・入院先医療スタッフ数、および必要酸素ボンベ量といった医療資源の準備に関わる意思決定などにご活用いただければ幸いです。

新規感染陽性者数1週間予測(試行版)の概要は以下のリンクからご確認ください。10分程度の動画となっております。

https://www.youtube.com/watch?v=grw6hsLwPVk

もし周りにご興味を持たれそうな方がいらっしゃるようでしたら、当サイトを是非ご紹介ください。

なお、この動画は東北大学が2021年4月に設置した「グリーン未来創造機構」における取組紹介のために作成されました。「グリーン未来創造機構」の詳細については以下のサイトをご参照ください。

https://www.ggi.tohoku.ac.jp/

引き続き気をつけてお過ごしください。

東北大学 下水中ノロウイルス濃度情報発信サイト 管理者