下水中ノロウイルス濃度情報発信サイトからのご挨拶

 
 

少しずつ春めいてきましたがお元気でご活躍のことと思います。これまでの所、今年も昨年同様にノロウイルス感染性胃腸炎の流行は見られませんでした。これも偏に、家庭や小学校、幼稚園、保育園などでの感染症予防の対応が確実になされた結果と思っています。ただ、流入下水中のノロウイルス濃度は高い状況で推移していることを考えると、不顕性感染の患者やそれほど重篤でない大人の患者が存在している可能性があると想像されます。この点については、今後検討をしていきたいと思っています。
 また、このシステムはホームページの内容を変更して来年度も継続する予定ですので、ご活用いただければと思います。今年度末にも、来年度からの本システムの運用方法についてお知らせする予定です。

 
 

感染予防対策

1.手洗いをよく行う。  
ノロウイルスに感染した人の手を介して感染が拡大する場合があります。トイレの使用後、オムツ替えの後、調理を行う前などによく手洗いをしてください。

2.食べ物をよく加熱する。  
ノロウイルスはカキなどの二枚貝(貝殻2枚で身を覆っている貝)の体内に蓄積されやすいことが知られています。二枚貝を食べる際には、十分に加熱するようにしてください。十分な加熱は、調理の内容によって異なりますが、身の中心部まで熱がしっかり通ることが目安です。

3.ドアノブ、イスなど、手で触れる場所を消毒する。  
ノロウイルスに感染した人が触れたドアノブなどを介して感染が拡大する場合があります。家庭内で手でよく触れる場所をアルコールなどでよく拭いてください。

4.キッチンや調理器具を消毒する。  
ノロウイルスに感染すると、症状が出る前から排出され始めます。下痢や熱などの症状がなくてもノロウイルスに感染している人が調理をすると、食事をした人に感染する可能性が出てきます。キッチンや調理器具をこまめに(熱湯やアルコールなどで)消毒してください。

 
 

その他、衛生対策に関するより詳細な情報は以下のサイトをご覧下さい。

ノロウイルスに関するQ&A(厚生労働省) 

ノロウイルス感染症(国立感染症研究所・感染症情報センター)

ノロウイルス(感染性胃腸炎・食中毒)対策〜冬は特にご注意を!〜(首相官邸)